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​笑顔、大きな声で、自信をもって

​どんなに周りより英語ができなくても、緊張して体が震えても、自分の名前が呼ばれるとき、誰よりも元気よくSure!と返事して、満面の笑みで大きな声で挨拶できたなら、挨拶ではだれにも負けない。そんなスピーカーになれる。そういう風に先輩から教えてもらいました。知らないうちに緊張も消えてたんです。

​嫌いを好きに、下手を上手に、難しいを簡単に

​大きな問題なんて存在していませんでした。実は小さな問題の集合なだけであって、小さな問題を一つ一つ解決していけばいい。ドラマチックに考えすぎてたのがいけなくて、簡単にできることから始めればよかったんだ!って後から気づきました。

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1周したなら

もう1周すればいいじゃん

​2年生の時でした。自分の書きたいスピ―チが書けたので満足してしまって、ブレストする気になれませんでした。

そんなことを先輩に話したら、笑いながらこう言われたんです。

1周したんだ。もう1周すればいいじゃん!? 

一瞬で蹴散らされました。笑

1回成功しただけで自分に満足して、単純にもう1回成功することを考えていなかった。だから社会人にはなったけど、こうしてもう1周しているところです笑

​ESS全体でエクステンポに強くなる。そのために作った10の要素、200語の定型表現、そしてこのスピセクの部屋。

スピセクの部屋

エクステンポでどんなトピックを選んだとしても、絶対に使える定型表現ってあるんじゃないかな?って考えてみました。

 

スピーチを作る時、僕は話の流れを組み立てる要素として10の要素を必ず使っていたので、必ず使う要素があるならば、そのそれぞれの要素に対する導入文と帰結文も必ず使うことになるのでは?という仮説が出てきました。

 

それぞれの要素に対する導入文と帰結文はどんなトピックを選んだとしても内容とは関係ないので変わらない。

 

そうだ!それなら普遍的な導入文と帰結文を英語で作成して覚えておけばいいんじゃね!?ってなったんです笑

あらかじめ

文法 を完璧にしてミスのない文章を作り

発音 を完璧にしてスムーズに言えるようにして

自信 が持てるからデリバリーが最強になり

メモライズ してあるから次に言う事をその間に考えられる

アイコンタクト も余裕でできるようになる

レトリック や大学英語などレベルの高い表現を使った文章をあらかじめ覚えておくことで、実際に15分のプレパレーションで作成しなければならない英語は中学英語ぐらいの難易度で良くなった(そっちの方が難しい表現と簡単な表現のバランスが丁度良くなる)

 

結果、385語の定型表現↑(上の資料)が出来上がったのだけど、今度は文字数が多すぎる。

エクテンポの仕事量は1分100words×4分=400words

385語だと多すぎるのでその中からさらに必ず使う200語を選定して、エクステンポで使おう!と決めました。

 

①どんなトピックでも使える200語の定型表現はレトリカルな大学英語で書かれており文法、発音が完璧で自信を持ってデリバリーとアイコンタクトが出来る。

②200語の定型表現を覚えているので15分のプレパレーションで考えなければいけない語数は半分の200語。

③さらに大学英語の文章は覚えているので中学英語の200語でいい。

④10要素あるので1要素あたりにすると20語考えるだけで良くなった。When I was a junior high school student, とか言うだけで8語稼げるので、20語考えるのはそんなに難しくない。

 

仕事量が半分になったことで、プレパ時間が2倍になったとも言える。同じプレパ時間が始まった時点で他の人より200語のアドバンテージがあるという心の余裕に加え、仕事量が2分の1になったことによって半分の時間の8分くらいでエクステンポが完成するようになる。余った時間をデリバリーの練習や書き直しの時間に割けるようになる。

 

15分の準備時間+4分の発表時間=19分

8分の準備時間+4分の発表時間=12分

所要時間が37%減るので余った時間で2回〜3回毎日家で練習していました。ちなみにやった回数分所要時間の差が出ます。19×3=57分 対 12×3=36分 ほぼ半分の時間で3回練習できる。

 

最終的に天野杯に向けて177回練習して本番を迎えることが出来ました。

 

結果は3位。

だけどそれでもこれだけ自信を持って言えるのは、その時の1位が 青学のレジェンド 葛島さんだったから。

東大杯の時のスピーチは今ではYouTube2万回再生されてる歴代最強クラスのスピーカーさんです。

だから3位でも自分は嬉しかった。

 

1年生の頃エクステンポ4分で話さなきゃいけないのに1分半とかで終わってた自分が、英語全く話せなくてナヨナヨしてた自分が、葛島さんというレベルの高い人たちと戦った時どうにか天野杯で優勝出来ないか?50回目の獨協スピーチセクションチーフとしてなにか僕に出来ることがないか?ということを考えた時に自分なりに出てきた答えが200語の定型表現を完璧に覚えることでした。

 

僕にとってスピーチとはプリペアードだけではありません。1年をかけて練習したエクステンポ。ありとあらゆる方法を考え最適化に行き着いたこのやり方、それで勝ち取った3位。エクステンポこそがスピーチの真髄であり、最高の楽しみを与えてくれるものだと信じています。それをみんながほとんど練習してなかったり、エクステンポやらないで終わっちゃったりしてる現状が本当にめちゃくちゃ勿体ない。

 

だからエクステンポを超簡単にするやり方を紹介しました。

 

それを紹介するためにスピセクの部屋を作ったんです。

プリペアードは人気だから教えるけどスピセクの部屋の真髄はエクステンポにある。プリペアードは序章でその先にあるエクステンポまで学んで欲しい。

 

即興スピーチが難なく出来るようになる。そっちの方が本当に英語を使いこなせる英語会っぽくなるかな?って思うからです。

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